ボリュームを取り付け。
これは電子ボリューム。いやあ、信頼性高そうでいい(笑)
以前、普通のボリュームを使って真空管アンプを作ったのだけれども、片chのみ寿命で壊れてしまって…悲しい感じになったことがありました。さらに一般的な形状でなかったこともあり、交換部品も見つけられず…。
はい。そんなことは置いといて。
電子ボリューム。考えられた設計をしている。ひっくり返しても外れないように足の形が工夫されている。こんな風に工夫されていない短足部品の場合「先生!裏返したら外れるんではんだ付けできません」って言う生徒多数です。こんな場合は、取り付け前に足を曲げておくと、そのテンションで基盤から外れません。
そして、電解コンデンサ。こいつは極性があります。足の長いほうがプラス、短いほうがマイナス、という判別方法があります。実はもう一つ、判別方法があります。電解コンデンサには左の写真のように白いラインがあります。この白ラインがあるほうがマイナスです。足の切断後でも判別できるので、この見分け方は知っておくと便利でしょう。
もうすぐ完成です。
2012年8月28日火曜日
2012年8月25日土曜日
はんだづけ指導の注意点2
ご無沙汰してました。ぼちぼち復活します(^^)
前回の記事で切断の方法まで紹介しました。
今日ははんだ付けした部品の脚の処理方法からです。
切断した脚はまとめて最後に処分しましょう。いちいち教室を歩かれたら授業を進めにくいです…。熱い半田ごても教室中にあるので、できるだけ移動は少なくしたいです。
班毎にちいさなゴミ箱を割り当てておくとよいかも。もしくは教員側で教卓にゴミ箱を設置し、班員の中で役割分担をし、脚廃棄役なんかをつくってもいいかも。
役割分担は一人ひとりの授業参加を促し、班員の役にたっているという自己肯定感(有用感)にもつながる!なんていわれてます。
「 こんな感じできれいに切断するんよ!」って先に見せておくと「どのくらいの長さで切るん?」って何度も質問に合わずに済みます。
この部品はイヤホンジャック。基盤の表側にはんだ付けする。はんだ面を間違える生徒もいるので(間違えないでしょ!って思うようなことでも結構間違えます…)、こういう場合は先に全体で指導をしておいたほうが良い。
はんだ付け完了(笑)「脚がないけど、どうやってはんだ付けするん!?」って質問があると思います。「動かんように位置決めピンが生えとるけ、そこにはめてから上からはんだ付けするんよ!」ってな感じですね。合わせてコンデンサも配置。これはフィルムコンデンサ。フィルムコンデンサに極性は無い(脚をはめる向きは自由ってこと)。
今日はここまで!
ところで、オーディオアンプのあとは何をしようかと考え中なのですが…
・板金
・木工
どっちかで行こうと思ってます。どっちが良いですか?希望があればぜひ(^^)
もしくは、某県の教員採用試験対策も…アリなのかな?
2012年8月9日木曜日
はんだづけ指導の注意点
ある程度の部品を取り付けたら次ははんだ付け。
…「ある程度の」でいいの!?って思う人もいるかもしれません。すべてのっけてからはんだ付けのほうが間違わなくていいんじゃないの!?っていう人もいるかもしれません。が、やっぱり「ある程度」のほうが良いと思っております。部品数が増えると足の本数も増え、半田ごてのアクセスが悪くなり、必要のない場所に半田ごてがあたりうまくいかない場合が考えられます。また、全部のっけて全部はんだ付けした後にミスに気付いた場合は修正も大変です。
子どもに部品の実装をさせた場合、部品を取り付ける面を逆にしてしまう(裏面に素子が来る状態)場合がちらほらあります。目を配ってやる必要ありです。
半田ごてが温まったらこて台付属のスポンジで軽く拭ってみましょう「ジュウ」って音がして、こて先がきれいな銀色に輝けば使用OKです。ここで無駄にこて先をぬぐう子どもには要注意。スポンジが痛みます。
はんだ付けの基本順序は1.こてをあてる2.はんだをあてる3.はんだを離す4.こてを離す、なのはご存じのとおり。いきなりやると93%位(予想^^;)の生徒は失敗しますので事前学習が大切。私は紙芝居形式ではんだ付けの順序を学び、そのあと教員の実践(ここで工具名、順序等を生徒に言わせて確認)、生徒の実践、という3段階で確認させました。
はんだ付けが出来たら足の切断。ニッパの使い方も要注意。ニッパの先端を使って切断しますが…
逆向きに使用する生徒がいるので教員の実践の段階で指摘しておきましょう。
しばらく更新のない間ちらほら見ていただいた皆様、ありがとうございます。ひとりの閲覧が大きなやる気になっております(笑)
2012年8月3日金曜日
回路の配線に入る前に…
まだ、しなければならないことがあります。それは、説明書を読ませることです。写真のようにいきなり部品をさしてちゃいけません。
しっかり読めば、基本的にはひとりで完成させることができるはずです。(…実は学校教材の説明書にはかなりテキトーな部分があって、工程の順序が逆になっていたり、分かりにくい部分もあったりします。)
「説明書をしっかり読めばちゃんとできます。説明書を読んでから作業を始めてください。」
と、言っておけば間違えても生徒自身の責任です。もちろん、ダイオードの向きの読み方など、説明書に載っていない基本的な部分の説明はしっかりしておく必要があります。
また、教授方法についてですが、ステップごとに全員で合わせて進んでいく方法をとれると授業の進捗管理が大変簡単になります。もちろん、そうは問屋が卸してくれません(^^;)
「もうできた!」とサキサキ進んでいこうとする生徒もいます。対応の方法は悩ましいですが、わたしの場合は「周りの人を手伝ってね」とティーチャー役をお願いしています。また、こんな生徒は案外はんだ付けがあまり丁寧でなかったり、確認不足で部品方向が間違っていたりするので配線を確認してあげることも必要だと感じています。で、T役はしないけれども、配線・はんだ付けもOKで、さらにサキサキ進もうとする子には「説明書を読んで自分の責任で進めてください」という対応をしています。…これでいいのかは悩むところでもありますが。
いよいよ部品を取り付けていきます。
早速、抵抗器を取り付けますが、
まず、足を曲げます。基盤に差し込んだ後に曲げるとぐにゃぐにゃになってしまうことが多いです。「どれくらいで曲げるといいのかわかりません!」という生徒もいますが、大体一度やると2本目からは自分で調整して曲げています。
抵抗器の取り付け方向はそろえたほうが美しいです。
ソース失念ですが、「カラーコードは+側に高い位、-側に低い位が来るように実装する」と聞いたことがありますが…。ここは要調査ですね(^^;)
いったんここまで!
エネルギー変換(20Wステレオデジタルアンプ)
初めての題材はこれで行きます。学習指導要領的に言うとエネルギー変換、電気回路の配線、点検、にあたるのかな。
まず子どもにさせるのは袋への年組番号と名前の記入です。
記名忘れはかなり困ります。(先生、どれかわかりません、なくなりました、もらってないですetc.想像をはるかに超える発言が相次ぎます 笑)年組番号も書いてあったほうが良いことがほとんどです。(片づける場所を間違えた、持って帰るの忘れた生徒に届ける、等)
次にさせるのは部品の入数の確認です。
学校教材の場合、予備部品があるはずなので、この段階で部品欠がある場合は渡しておきましょう。私の経験ですが、200~300人分くらいの材料があれば一つ二つには部品欠はあります。しっかり確認しましょう。
「ここで部品のない人は部品を渡しますが、『無くした』人にはあげることができません」
と言っておくとしっかり確認するはずです。合わせて員数管理もしっかり取り組むでしょう。予備部品があるといえど、全員分はないわけですから…
とりあえず、今日はここまで!
ブログはじめました
このブログの目的は中学校技術科教員向けの実技に関する情報を提供・交換することを目的にして(いこうと思って)います。
中学校技術科の教員を目指そうと思ってる方には情報収集の一手段、にでもなればと思います。(ちゃんと他のソースにもあたって確認してください!)
現場に出たばかりの人は一緒に実技力を上げていきませんか!?
バリバリ授業されてる方は記事の内容のダメ出しをしていただけたらと思います!
ではでは、よろしくおねがいします。
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